常駐エンジニアに向いている人の特徴
環境の変化を楽しめる人
常駐エンジニアは、自社開発エンジニアと比べると環境の変化が大きいです。常駐エンジニアは、常駐先が変わるごとに新しいプロジェクトに参画することになります。プロジェクトが変われば開発するシステムはもちろん、使用する技術や開発環境も異なってきます。その変化に柔軟に対応し、楽しむことができる人は常駐エンジニアに向いているといえるでしょう。また、多くの企業文化を経験できるのも常駐エンジニアならでは。転職という大きな決断をせずとも、他社の雰囲気や風土を肌で実感できる常駐エンジニアの働き方は、環境の変化を求める方にとってたいへん魅力的にうつるはずです。常駐エンジニアは、日々の生活に刺激を求める方に受け入れられやすい働き方といえます。
幅広い知識を身につけたい人
常駐エンジニアは、さまざまなプロジェクトに参画するなかで必然的に幅広い知識やスキルを身につけることができます。特定の分野を深掘りするよりも多くの技術に触れたいという方や、フルスタックエンジニアを目指したい方は、常駐エンジニアを経験しておくと良いでしょう。また、携わるプロジェクト数が増えることで、市場価値を高められる可能性もあります。いずれにせよ、常駐エンジニアは一つの会社で働き続けるよりも、短期間で多くのことを吸収できるという特徴があります。
フリーランスになりたい人
将来的にフリーランスとして独立したいと考えている人にとっても、常駐エンジニアはぜひ経験しておきたい働き方の一つ。多くのプロジェクトの経験を積むことで、実践的なスキルや顧客折衝力、プロジェクト管理能力など、フリーランスとして独立するために必要なスキルを磨ける機会があるためです。また、多くの企業と関わる中で、人脈を広げられるという点も、大きなメリットといえます。将来、フリーランスとして活躍することになったとき、その人脈は大きな財産となるでしょう。
常駐エンジニアに向いてない人は?
常駐エンジニアに向いていない人の特徴についても見ていきましょう。特徴の一つとしてまず挙げられるのが、「腰を据えて一つの技術を極めたい」と考えている方。専門性を磨いて行きたい方にとって、環境の変化が大きい常駐エンジニアは魅力的な働き方とはいいづらいでしょう。また、自社サービスの開発に携わりたい方も常駐エンジニアには向いていないです。そのほか、安定した環境で長く働きたい方も、常駐エンジニアではなく、自社開発エンジニアを目指したほうが、自身の希望とマッチする働き方を実現できるでしょう。
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メリットがあれば当然デメリットもある
新しいプロジェクトにチャレンジする企業に常駐するならスキルアップにもなりますが、コピペばかりでまともにコードを書く人すらいないような現場に常駐するならスキルアップにはなりません。自社はあってもほとんど行かなければ帰属意識は薄れてしまいます。長年常駐していて気づけば30を超えており、エンジニアとしての旬が過ぎて「定年」扱いになってしまう可能性もあるなど、常駐エンジニアにはデメリットもあるので要注意です。
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会社員よりフリーランスで働くべき!
新卒でIT業界に入り、そこから3、4年が経過しても年収は300万円台前半と、なかなか年収が上がらない会社員エンジニアは少なくありません。常駐エンジニアとして給料をもらって働くなら、フリーランスをおすすめします。同じ仕事でも、収入が倍ほど変わる可能性もあります。メリットとデメリットを知って慎重に判断すべきなのは、会社員でもフリーランスでも同じなので、これを機にフリーランスについても考えてみてはいかがでしょうか。
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様々な経験と出会いがある
初めてIT業界に足を踏み入れるなら、常駐エンジニアからスタートすると業界になじみやすいかもしれません。常駐エンジニアのいいところは、経験や出会いが増えるところです。居場所が変化するたびにその場のルールを覚えたり、新しい技術について勉強したりするのは大変ですが、様々な経験を積み重ねておけば、その後エンジニアとしての幅を広げていく助けにもなります。また、出会いをきっかけに別の新たな道に進むこともあります。