未経験でIT業界を目指すなら”常駐”
常駐エンジニアは未経験からが狙い目
日本のエンジニアの多くは「派遣」です。とはいっても、派遣会社から派遣される「派遣社員」ではなく、ほとんどが企業の正社員として客先に派遣される常駐エンジニアです。IT業界全体で見ると、およそ80%が客先常駐とされています。自社の社員で自社の開発をまかなえるのは大手企業ばかりで、そこまでの力を持たない企業はエンジニアを派遣することで事業を成り立たせているのです。そのようなことを踏まえた上で、常駐エンジニアの良し悪しを考えていくことも大切です。
未経験者を雇用する大手はまずない
せっかくIT業界に入るなら、安定している大手におさまりたいと考える人は少なくありません。そうなると、当然能力の高い人から採用されていくことになります。つまり、未経験者にとって大手IT企業はかなりの難関で、よほどの根拠がない限り書類審査から先へは進めないのが現実です。IT業界は深刻な人手不足で、IT企業の80%で人材不足の状態が続いています。仕事はたくさんあるのに請け負うことができず、泣く泣く断るところも少なくありません。即戦力でハイレベルな開発に対応できるエンジニアの登場を待っていても、人手不足が加速するだけなので、客先常駐タイプの企業は未経験者を積極的に採用しています。実態は派遣社員と似ているものの、正社員であることに変わりはなく、安定した立場でエンジニアとして働くことができます。未経験者を常駐エンジニアとして企業が受け入れるということは、未経験者でもできる範囲の仕事を任せるということです。多くの場合、常駐先のチームにメンバーとして加わり、仕事を教わりながらの業務になるでしょう。できることが多くなれば、任される仕事の内容も濃くなっていくでしょう。ただし、そのためには自分でも勉強していかなければなりません。
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メリットがあれば当然デメリットもある
新しいプロジェクトにチャレンジする企業に常駐するならスキルアップにもなりますが、コピペばかりでまともにコードを書く人すらいないような現場に常駐するならスキルアップにはなりません。自社はあってもほとんど行かなければ帰属意識は薄れてしまいます。長年常駐していて気づけば30を超えており、エンジニアとしての旬が過ぎて「定年」扱いになってしまう可能性もあるなど、常駐エンジニアにはデメリットもあるので要注意です。
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会社員よりフリーランスで働くべき!
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様々な経験と出会いがある
初めてIT業界に足を踏み入れるなら、常駐エンジニアからスタートすると業界になじみやすいかもしれません。常駐エンジニアのいいところは、経験や出会いが増えるところです。居場所が変化するたびにその場のルールを覚えたり、新しい技術について勉強したりするのは大変ですが、様々な経験を積み重ねておけば、その後エンジニアとしての幅を広げていく助けにもなります。また、出会いをきっかけに別の新たな道に進むこともあります。